カーゴニュース 2026年2月17日 第5411号

ダイセー阿波急行
木造倉庫で環境配慮と物流効率化を両立

保管から輸送までを一体で運用

2026/02/16 16:00
全文公開記事 倉庫・物流施設 環境・CSR

 ダイセーグループのダイセー阿波急行(本社・徳島県徳島市、加藤英樹社長)は、木材加工・販売を手がけるダイリFPC(本社・徳島県徳島市、小濱孝彦代表取締役)と連携し、木材の倉庫保管から輸送までを一体で担う物流拠点を共同で構築した。新倉庫は11月27日に竣工、12月1日から稼働を開始。日本ではまだ事例の少ない木造倉庫(写真)を採用し、製造・保管・輸送を隣接した敷地内で運用することで、環境配慮と物流効率化を同時に実現している。

 

 同プロジェクトは敷地が隣接する立地特性を活かし、両社が連携して進めた取り組み。これまでダイセー阿波急行では、ダイリFPCの木材輸送や倉庫の賃貸を担ってきたが、ダイリFPCが新たにモルダー製材工場を立ち上げたことを契機に、製品の在庫を保管する倉庫と、その輸送体制の強化が必要となった。

 

 そこで、ダイセー阿波急行の敷地内に新倉庫を建設し、製品の保管から輸送までを一体で運用できる物流拠点として整備。両社間の20年以上にわたるパートナーシップを基盤に、製造・保管・輸送を同一エリアで運用することで、物流の効率化と安定運用を実現している。

 

 新倉庫の建設にあたっては、ダイリFPCの木材会社としての知見を活かし、日本ではまだ事例の少ない木造倉庫を採用。再生可能資源である木材を活用することで環境負荷の低減につながるだけでなく、機能性と経済合理性を兼ね備えた施設として、木造建築の可能性を周知する取り組みとなっている。

 

 新倉庫では、ツーバイフォー工法をベースとした壁工法に、高強度トラス構造を組み合わせることで、木造でありながら十分な強度と耐久性を確保。分散荷重による基礎負担の軽減や、施工性の高さによる工期短縮・コスト抑制にもつながっている。木造倉庫は気密性が高く、汚れが付きにくい点も特長で、木材の品質を維持するための安定した保管環境を確保しやすい構造となっている。

 

 一方で、木材は温度や湿度の影響を受けやすいという特性があるため、本倉庫ではカビ対策として温度管理・湿度管理を徹底。木材特有の課題を踏まえた運用により、安定した保管品質の維持に努めている。

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