カーゴニュース 2026年4月14日 第5427号
鴻池運輸(本社・大阪市中央区、鴻池忠彦会長兼社長)のグループ会社である九州産交運輸(本社・熊本市南区、宮原淳一代表取締役)は6日、佐賀県鳥栖市で「鳥栖定温流通センター」の稼働を開始した。延床面積は3万1336㎡、鉄骨造の4階建て。定温・保冷倉庫を完備するほか、危険物倉庫も併設している。既存の倉庫機能を段階的に集約することで、さらなる物流効率化を目指す。
同センターは、九州を縦断する九州自動車道と、九州横断自動車道の結節点でもある「鳥栖IC」から0・5㎞の好立地に位置し、九州全域への広域配送に適する。また、半導体企業が進出する熊本都市圏へのアクセスにも優れる。
センター内は、通常のドライ倉庫に加え、医薬品や半導体部品などが保管可能な定温倉庫(20~30℃)と保冷倉庫(2~8℃)を整備し、多様な温度帯に対応。庫内の部屋の間にはシートシャッターを設置し、厳密な温度管理を行っている。
設備面では、36台接車可能なバースを備えており、垂直搬送機5基と荷物用エレベータ2基も設置。敷地内には、別棟で延床面積297㎡の危険物倉庫も併設している。医薬品を扱うことを想定し、GDP(医薬品の適正流通基準)ガイドラインに準拠。適温での温度管理機能のほか、バース入退場時のセキュリティや防虫防鼠対策も強化した。
さらに、BCP対応として建物全体を耐震構造で設計。太陽光発電のほか、緊急用の非常発電機や自家用の給油所も併設している。
九州産交運輸は、中九州センター(福岡県小郡市)、鳥栖センター(佐賀県鳥栖市)、鳥栖コンテナ事業所(佐賀県鳥栖市)の3拠点を段階的に閉鎖し、5月中旬をメドに倉庫機能を「鳥栖定温流通センター」へ集約する。拠点集約により、既存倉庫の老朽化に対応し物流効率化にも寄与する。
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