カーゴニュース 2026年7月7日 第5449号
山形県尾花沢市(結城裕市長)と第一貨物(本社・山形県山形市、越智史朗社長)、東北西濃運輸(本社・岩手県奥州市、阿部進太郎社長)の3者は2日、「災害等における物資の受入及び輸送等に関する協定」を締結した。
第一貨物、東北西濃運輸両社からの、災害時の物資輸送や物資拠点の運営への協力の申し出により実現したという今回の協定の締結。協定書には、尾花沢市内で災害が発生した際、両社は市からの要請に基づき、防災備蓄品や防災非常食などの物資輸送を行うほか、市外から提供される資機材や救援物資などの輸送を担うことなどが示されている。これにより尾花沢市では、防災備蓄品や防災非常食が不足した場合にも、他の自治体や他県から支援物資などを受け入れることが可能となり、被災者の避難所生活のサポートや、早期の生活再建に向けた支援を行うことが可能となる。
同日、尾花沢市役所で行われた締結式で結城市長は「災害時における物資の確保については、これまでも他の自治体や民間企業などの協力を得て、非常時における資機材、水、食料などを確保できるよう体制の強化を図ってきたが、それですべてが充足するものではない。このたびの第一貨物、東北西濃運輸両社との協定締結は、災害時の物資輸送をより円滑にし、市民の安心安全の確保に資するものとして、大きな期待を寄せている。これを契機に3者が友好な関係を構築し、災害時のみならず平時からの関係が深まり、さらなる市民サービス向上につながるよう連携していきたい」と挨拶した。
また、第一貨物の越智社長は「災害時に必要な物資を迅速かつ確実にお届けすることは、当社の重要な使命であると考えている。本協定を契機に、3者の連携を深め、災害時の物資受け入れや輸送体制の強化を通じ、地域の安心安全と防災力の向上に貢献していく」と話し、東北西濃運輸の阿部社長は「常日頃『良いときも次の準備、悪いときも次の準備』の気持ちで活動している。皆さんの未来ある社会を維持するためにも先輩方の胸を借りながら取り組んでいきたい」と述べた。
自治体との災害時物資輸送に関する協定の締結は、第一貨物、東北西濃運輸ともに今回が初だという(セイノーグループでは都道府県単位、市町村単位で実績がある)。
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