カーゴニュース 2025年11月13日 第5387号
AutoStore System(本社・東京都港区、安高真之バイスプレジデント ジャパン)は、7日、ロボットストレージシステム「AutoStore」の新機能追加を発表し、記者説明会を開催した。
今回追加された機能は、①ストレージ内でのケースハンドリングを自動化する「AutoCase」②異なるサイズのビン(専用コンテナ)をひとつのグリッドに納めSKUの多様化に対応する「FlexBins」③冷凍食品・ヘルスケア商品の保管に特化した「Frozen-Only Grid」④自動ロボットピッキング「CarouselAI」の強化――といった拡張機能に加え⑤低圧スプリンクラー設計⑥設置前の床研磨作業を不要化⑦単一インストーラーでソフトウェアアップデートが可能な「CubeDeploy」――と言った、シームレスな設置と所有コスト削減を実現する新機能。
「AutoCase」は、ケースの積み込みと積み降ろしを自動化し、入荷プロセスにおける、バラへの容器変換を行わずにバラピッキングを可能にした。これにより、今まで「AutoStore」の外で行われていたケースハンドリングとピースピッキングを一連のフローに統合し、ピーク時でもスループットを維持しながら、在庫を切らさず安定したオペレーションを実現する。
また、「FlexBins」は、異なるサイズのビンをひとつのグリッド内で保管できる機能。220㎜、330㎜、425㎜、ケース保管専用の4種類のビンが保管可能で、保管密度の向上とSKUの多様化につながる。
記者説明会で安高氏は「自動倉庫の競争は激しいが、追加された新機能は『AutoStore』の強みである格納効率の高さをさらに活かせる」と自信を示した。
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