国際物流のラストワンマイル ドレージ問題の解決に迫る!
海上貨物の国際物流の“ラストワンマイル”を担う海上コンテナドレージ。“港”を起点とするその業態は一般のトラック輸送と異なり、荷待ちや付帯作業に関しても特有の問題を抱えています。
海コンドレージは、メーカーや商社などの真荷主、海貨業者(フォワーダー)、元請事業者と受注が多層構造になっており、ドレージ会社が真荷主と直接運賃交渉を行えないため、値上げが進んでいません。また、コンテナターミナルで発生している長時間待機に関しても、ドレージ会社とコンテナターミナルの間に契約関係がないことから、「待機料金」の請求には依然として高い壁が存在してます。
受注の多層構造、長時間待機で生じる経済的不利益のしわ寄せを受けてきたドレージ業界。その現状と輻輳する課題、改正物流法を踏まえた行政のスタンスを読み解きながら、荷主、フォワーダー、コンテナターミナルなど関係者が注意すべき点を探ってみましょう。
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